たわごとのあわたけはてな2

粟岳高弘のはてなブログです

崖の上のポニョを観た

電車で外出する用事がある上にちょうど映画の日(毎月1日)だったので
近所のシネコンで観たり。

以下念のためネタバレ注意。

・CGじゃない手描きで動く水面のアニメ久しぶりに観た。
・ぐにょぐにょとよく動く。
・大型船の船底ぐらいは背景動画でも良かったのでは。
・中間形態のポニョがキモいと言われていたけどそうでもないような
・確かに劇場のお子様達の反応は薄いようす。カップル達も良く判らなかった風。
フナムシとか魚の群れよりも、ポニョ母の出現シーンのほうが子どものトラウマになると思う。
・監督の興味はポニョからリサに移っている感じがする。コナン中盤でラナからモンスリーに実質的なヒロインが移ったように。
・親も子も名前で呼び合う家族というのは確かになんだか妙だけど、町が○○しても手漕ぎボートで住民が○○してしまう童話世界の家族事情をとやかく言っても無駄だろう。
・宗助父の船がポニョ母と遭遇したあとの経緯とかはしょり過ぎな感じが。一般客は多分あのへんで脱落している。あと月の件とかも。
・ポニョ父がいろいろ長セリフ言ってる割には状況の把握とその後の展開の予想が困難。あれで世界設定に関する種明かしがラストに来ると期待してしまう観客も多いはず。
・死後の世界説はまず連想するところだけど、自分的には「1907」の部屋の井戸の中の何かが外部に流出して、宗助達の家や町周辺と船を覆う形でポニョを中心とする異空間を形成したのだと解釈しました。ラストで問題が解決して異空間が拡散あるいは実空間と融合したのだと。

・とりあえず、「パンダコパンダ雨降りサーカス」を観た事のある人ならば「なんじゃこりゃぁ?パヤオ乱心か」とまでは思わないかと。でもかなり好き放題やってる感はあり。


悪くはない。絵的には気に入ったです。
ぐろぐろぐちょぐちょの濃密な映像は千尋でやっちゃったし、選択肢としてこういう方向に向かうのはありだろうかと。